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METラ・ボエーム

オペラ


 メトロポリタンオペラのことばかり書いていて、Metのまわし者のようになっているが、今興味のある事なので仕方が無い。名古屋へMet来日公演プッチーニラ・ボエームを見に行ってきた。この超有名オペラ、私はスカラ座のDVDを1回見たぐらいで、あまり詳しい訳ではない。でも、オペラを見ている中で、第2幕が開き舞台にパリの町並みが出現する時のお客さんの拍手とか聴いていると、長い時間をかけて愛されてきたオペラなんだなと深く感じ入った。
 このメトロポリタンオペラ来日公演は、ご存知の通りいろいろあった。ラ・ボエームだけでも指揮者のレヴァインさん病気のため降板。そして非常に楽しみにしていたアンナ・ネトレプコさん原発事故のトラウマのため降板。ネトレプコさんの件は直前だったため、結構へこんだけど、しゃーないと思っている。私だってものは違うが震度7地震はトラウマだ。飛行機に乗れなかったその気持ちはよく分かる。で、名古屋のラ・ボエームが今回のツアーの1発目の公演だった訳で、総裁ピーター・ゲルブ氏挨拶。オトコマエ。様々な困難を乗り越えて、公演を実現。その様子をドキュメンタリーにして欲しいぞ。でも、ゲルブさん昨日買ったMetの本とか読んでいたら、サイトウキネンフェスティバル松本で仕事していた事もあるんですね。今回のツアーを実現させるなみなみならぬ意欲は、日本への想いがあるのかもしれない。
 オペラ、私はどうしても女性のソプラノの方に耳が行きます。ミミの代役にたったバルバラ・フリットリさん柔らかい声が素晴らしい。悲劇のヒロインを演じきってました。ミラノ出身の彼女にとっては、プッチーニのオペラは空気のごとく自然にある存在だったのかな。そして、ムゼッタ役のスザンナ・フィリップスさんの朗らかな演技。見ているこちらまで朗らかになる。第2幕のムゼッタ「私が街を歩くとき」。ムゼッタの性格って面白すぎる。私のお気に入りのシーンになりました。そしてもちろん、プッチーニの甘美なMet管弦楽団手練の演奏。第2幕のラストとか華やかで、ああ、これがオペラだ、オペラっていいなと思ってしまいました。

動画は、森麻季さんの「私が街を歩くとき」。いいですな。