バルビローリのマーラー9番を聴いて、染み入った。
お題「#おうち時間」
年明けから、ksisgskutyryrな日々が続き、GWに至ってようやくほっとしております。
ドタバタしている日々のなかで、世界はどんどんパンデミックがひどくなっていった。
チケットを取っていたびわ湖リングの神々の黄昏は、公演中止と思ったが、YouTubeライブ配信が実施された。
ドイツ語オペラで字幕なしで集中力が続くか心配だったが、見入ってしまった。
4月になると、会社にも在宅勤務の波が押し寄せ、家でいそいそどたばたと仕事をする。CAD作業とかするときは、音が欲しい。
でも、色々と音源を選択しだすと、今日はブルックナーだったら小休止するかなとか邪念が入るので、勝手にいろいろと音楽が流れてくるラジオが気持ち良く、Apple Musicのラジオを聴いていた。クラシック系から朝はバッハ・チャンネル、昼からクラシカル・チャンネル、夕方からはピアノ・チャンネルと聴いていた。いやあ、朝のバッハは清々しい。
iPhoneからBoseM3という往年の名パワードスピーカーに繋いでいるけど、機嫌良く聴いている。M3は、以前、東京に1年ほど長期出張したときに、もって行ったやつ。これとSONYのWalkmanだけ、東京に持って行って、タワーとか有楽町のCDショップとかで買ったディスクをかけていた。
しかしながら、うちにはメインのコンポがある。
正月明けてからGWになってようやく、メインのコンポでLPをかけてみようという気になった。真空管・トランジスタのハイブリッドアンプを温める。選んだディスクは、バルビローリ指揮ベルリンフィルのマーラー交響曲第9番。いわゆる名盤というやつだ。そ・いえば、去年のGWにディスクユニオンで、なぜか気になって、買い求めたものだった。1回聴いたきりで、今回が2回目だ。
これ、CD屋で見るやつとジャケットが違うような。まあいい、肝心なのは、音楽だ。
とりあえず第4楽章を聞きたくて、針を落としたら、没入感がすごくて。
終わるまで、船に揺られているような、そんな心地がして。
GWの夕暮れに、自宅に夕日がさすこんな情景で、こんな音楽を聴いているのは、なんと幸せなことだろうか。
結論
クラシックをコンポで聞くのが好きな人は、自宅にいても飽きないなと。
まだまだ、 STAY HOMEできそうです。
ニューバランス〜MRL996
今週のお題「2019年買ってよかったもの」
今年も、はてなブログの買ったものお題の季節が来た。
早速書いてみよう。
今年はニューバランスの超定番スニーカーMRL996だ。
アメリカ製のMLじゃなくて、違う国で作られている廉価版だ。
どうも、これはABCマートで売られている別注品のようだ。
カジュアルでもなるべく革靴を履いているのであるが、
今年、海外旅行に行く前に、スニーカーを買うことにした。
996でもいろいろな色があるが決めたポイントは絶妙なグレー具合だった。
靴紐は白じゃなくて、グレー。
ソールは黒じゃなくて、グレー。
配色のバランスが好みで、これ定番品でもいいんじゃないかと思ってしまう。
ただ、Nマークは足の内側・外側で色変えるのは、好きではないが。
履いてストレスがなく、歩きやすい。しかもしゅっとしている。
変な主張もしてこない。
これは、定番スニーカーであるのも納得だ。
石畳の街で歩くのは、これがほんと助かった。
パラーブーツのシャンボードのようなガシガシ履けるジャーナリスト・シューズでもいいのだろうが、やはり1日中歩き回るのであれば、スニーカーのクッションは素晴らしい。
これは、もっと前に買っておいてもよかったな、という1品でした。
ツゥーランドット〜リセウ
以前から、ヨーロッパのオペラハウスに行きたいと思っていた。
今年の秋にスペインに旅行した時に、バルセロナ・リセウ劇場に行くことができた。
演目はプッチーニのツゥーランドット、オケはリセウ管弦楽団、タイトルロールを歌うのはイレーネ・テオリン。
図らずも、テオリンさんのツゥーランドットは、7月にびわ湖で聴いたのだが。
ちなみに、7月にびわ湖で聴いたバルセロナ響は、この日はラファエル・モネオが設計した最新式コンサートホール、ラウディトリでラフマニノフPC2のコンサートだった。
バルセロナの街を歩くと、ツゥーランドットの宣伝バナーが目に付きテンション上がる。
リセウ劇場は、ホテルが林立するランブラス通りに面し、観光客にも行きやすい。
10月10日 開演20:00主演23:00、ヨーロッパのオペラは開演時間が遅いですね。開演前のエントランスはいい雰囲気に。
テオリンさんの姫ポスター。しかし、これはサイバーな姫だな。
この後、入場時に手荷物のX線検査がありました。カメラを入れた大きめのショルダーバックを持っていたのですが、バックが大きいとX線検査が必要です。100年以上前の話になるが、リセウでは爆弾テロも起きている。こうゆう手荷物検査があると、ヨーロッパの劇場だといちいち感動する。
映える写真を撮って、SNSにあげるのは世界共通だな。
こうゆうとこに行くと、服装どうしようとか考えるが、男性はジャケット着とけばなんとかなる感じ。私は、紺ジャケ、チノパン、いちおう革靴ということでデッキシューズ、そしてボウタイをつけていった。少々、ちぐはぐだがまあしゃーない。
ホール、これは開演前だが、幕間は人がごった返しシャンパンを飲んでた。
いいですねえ。舞台の額縁(プロセニアム)の縦横比は、縦が大きく、やっぱりヨーロッパの劇場だな、と感慨が。
しかし、予約した席から見るとこんな感じ。視界がかなりけられる。この席で87ユーロだったと思う。字幕モニターは1階はカタールニャ語、スペイン語、英語だったはず。その他の席の字幕モニターはカタールニャ語のみ、スペインなのにスペイン語すらないとは、ハードルが高い。
舞台が始まると。演出のAleuさんは映像作家の人のようで、サイバーな舞台が繰り広げられていた。画像で見るとこんな感じ。
出演者がスマートグラスのようなものをつけていたり、ネオンぽい発光帯を身につけていたり、とにかくサイバーな舞台であった。昔の中国というより、銀河系のどこかの星の未来の話のようである。大団円はみんなで衣服を脱いでもろ肌になるという感じであった。むろん女性は肌色のシャツを着ている。肝心の演奏はなぜかはっきりと残っていなくて、指揮者のPonsさんは地元の人で、堅実な演奏をしていたと思う。歌手はカラフさん、リューさんが印象に残っている。
私の目の前の人がやたら、iPhoneで、舞台をビデオ撮影していて、気になった。日本なら係員の人が来て、退場になると思うのだが、どうなんですかねえ。でも、こちらではカーテンコールの撮影はオッケーみたいで、せっかくなんで、観光記念にとデジカメのISOを目一杯あげて撮影しました。
終演23:00と遅いのであるが、宵っ張りの国なので、街はまだまだこれからという感じであった。ただ、この街はスリの密度は世界最高水準なので、ホテルへの帰り道それは気をつけた。終演後雪崩のように、メトロのリセウ駅へ吸い込まれていく人々が印象的だった。
公演期間中はカタールニャ独立のデモで、空港への道路が閉鎖されたり、市内各所閉鎖されたり、大変だったんじゃないだろうか。とにかく無事無事、公演が終わったようでよかったです。
最後に個人的な防備のキャストなど
Conductor:Josep Pons
Stage director and video:Franc Aleu
2019/10/10
Turandot Irene Theorin
Emperor Altoum Chris Merritt
Timur Alexander Vinogradov
Calaf Jorge de Leon
Liù Ermonela Jaho
Ping Toni Marsol
Pang Francisco Vas
Pong Mikeldi Atxalandabaso
ツゥーランドット〜びわ湖
もう、かなり前の話になるけれど、投稿。あれは7月だったのかあ。
雨ばかり降っていた7月の末 、びわ湖ホールへプッチーニ作曲のオペラ、ツゥーランドットを見に行った。私にとっては、初生ツゥーランドットだ。
オケのバルセロナ響は、以前大植さんが音楽監督やってたし、勝手に親近感を持っている。オペラの得意な大野さんの指揮も楽しみであった。テオリンさんの歌も楽しみだ。
イレーネ・テオリンの咆哮がホールに響いた時、噂に違わぬ迫力だ。すごいなあと思った。だが、しばらくたったその時、質問1の所で、舞台照明真っ暗、字幕真っ暗。誘導灯の点滅ランプがチカチカしだした。テオリンさんも歌い続けるし、オケも真っ暗の中引き続けるけど、1分ほど経った時、さすがにおかしいということで、大野さんが止めた。地域一体で停電だった。ホールは非常電源が起動し、照明がついていたが、舞台照明・機構の電気容量までない。非常用発電とは、文字通り非常時の最低限の機能維持、ホールであれば避難用の照明を確保する程度であろう。
公演は中断。今まで芝居、コンサート、オペラと結構な機会ホールに行ってるけど、こんな経験は初めてだった。お客さんは、ロビーに移動して大人しく待っていた。皆おとなしかったのも、室内が蒸し暑くならなかったからだろう。非常用発電作動時も、冷風が降りてくるのを感じていたし、地域停電も10分ほどで復旧した。
70分後に再開。舞台上にスタッフが集結し、円陣を組み打ち合わせしている。演出は一部変更ということだった。舞台では、当初巨大な吊りものがあって、テオリンさんは吊り物の上で歌っていたけど、さすがに危険で撤収。歌手は平場に降りてきて、歌う。質問その1から再開した。いい所で停電があったし、演出は変更したし、歌手オケの集中力はどうなのか危惧したが、全くの杞憂だった。まさしく、プロ。
バルセロナ響の演奏は、とてもメリハリが効いていたと思う。歌手はやはり、タイトルロールのテオリンさんの存在感が、どっしりと文鎮のようになって、芝居を組み立てていた。リューは、、おいしい役だなあ。アクシデントに見舞われたが、皆さん集中力を切らさず、とてもいい舞台でした。ブラバー、ブラボー。
ディナーは、京都駅ビルのラーメン店へ。
徳島の有名店東大さんに行った。
ここ、徳島の店も行ってみたい。
日本センチュリー交響楽団応援タクシー
公私ともにドタバタしていて、近頃は全く更新できず。
7月にびわ湖で見たツゥーランドットも記事が書けていないありさま。
そんな中、今週会社の近くに止まってたタクシーのリアガラスに、
「日本センチュリー交響楽団応援タクシー」の紙が。
なんだ、これは。
調べてみると、
223台の大阪MKタクシーの中の1台がオーケストラタクシーで、
乗ると、日本センチュリー交響楽団の演奏する音楽が流れている!
乗ると飯森範親氏の指揮棒がご本尊のように鎮座している!!
運良くオーケストラタクシーに乗れると、定期公演のチケットが当たるかもしれない!!!
次は、11月4日からか。
街中を歩く時は注意しておこう。
私が、あれこれ書くより、リンクを貼ったほうが正確か。