あをによし〜新緑の奈良
ゴールデンウィークはどこの行楽地に行っても人が多いなあ。
家でヒッキーしているのも、思い出が残らないし。
で、平城宮跡の公園に行ったら、人が少なくて快適に行楽できました。
平城宮跡は、現代の東京で言えば皇居・永田町・霞が関を足したようなところで、
往時は7000人の官僚が働く、律令国家の中枢でありました。
今の財務省の前身、大蔵省もこの時代からあったようです。
平城宮の今の姿は原っぱ感がはんぱない。平城宮跡の真ん中を近鉄奈良線が走り抜けていく。今、国が歴史公園を整備していて、大極殿や朱雀門が完成。また、朱雀門広場で資料館やレストラン・カフェも整備された。今後も歴史公園として、整備していくようで、どんどん整備してほしい。天平時代の衣服をまとったおねえさん・おじさんもいたりしてコスプレ感もある。しかし、コスプレは美しい服をまとったいわゆる雲上人だ。庶民はこの時代麻袋を被ったような服を着ていた。
朱雀門(復元)です。人口密度がすくなくて、快適、快適。
資料館の展示内容も、これで無料?という内容で、歴史が好きな人なら楽しめると思う。私としては、当時の官僚の年収や、食べ物が興味あり。貴族の宴会の料理は鴨・あわび・えびにスィーツ(柿)まであり、今みても魅力的。庶民は穀物に塩に葉野菜だ。嗚呼、庶民。。。全世界のプロレタリア団結せよ。
以前、仕事でよく訪れていた奈良県庁の屋上にあがる。ここからは、興福寺・東大寺・若草山が見渡せて、気に入っている。
東大寺南大門。since1203 。800年を超える建築で、南北朝の騒乱も、戦国の世も生き抜いてきたと思うと感慨深い。金剛力士像も久しぶりに見たが、凄まじい迫力。見るたび思うのだが、金剛力士像の前の金網なんとかならないのだろうか。鳩避けのためなら、スーパーエアカーテンなど、現代科学を駆使して、つけれないかなあ。
東大寺2月堂への裏参道は、以前からたびたび訪れていた。この辺りまで来るとGWの奈良にしては人が少ないし、タイムスリップするような感覚が好きだ。
2月堂から、大仏殿と奈良市街地を望む。いい眺めです。
2月堂と鹿。THE奈良みたいな絵。
当日はどんよりと曇りがちだったが、春日大社まで来て、 夕日がさして来た。神々しい。フォトジェニック。インスタ映えだ。
ゴールデンウィークの真っ只中、人口密度の少ないところは、風情があっていいなあと思った。大仏殿前はすごい人波だけど、裏参道とか春日原生林はゆったりと歩けるのが良かった。
シューマン〜交響曲第4番
通勤途上、カラス・ウォッチングをしている。
去年の今頃、営巣を目撃して以来、この時期は注意してみてしまう。
近所に路面に対してオープンで営業しているパン屋さんがあるのだが、
店先に安売りパンをラップに包んでおいているワゴンがある。
その対面にハシボソ・カラスが1羽停まっていて、ただならぬ雰囲気を感じていた。
道路のトラックが通り過ぎると、カラスはわさっと飛び立ち低空飛行。
やおら、ワゴンに着地すると、2〜3秒、あたりを見渡しつつ、ぱくっとひとつパンをくわえ飛び立っていった。一瞬の出来事だった。
泥棒かささぎ、いや泥棒からす、だ。
ロッシーニ 「泥棒かささぎ」序曲 指揮・カラヤン ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
まあ、カササギもカラス科ということで。
近所の桜が散りつつある頃、近所の川を散歩した。川の中にカラスがいるぞ。
変だなと思い、よくみたらカワウだった。
その時の手持ちカメラは、距離の遠い鳥を撮るには全く無力のNikon FM2とAi Nikkor 105mm。
MFカメラと中望遠レンズでは、どうにもならない。
絵には撮れなかったが、水の中をすいすいと泳いでいる姿を見ることができた。
あんなふうに水の中を泳いでいるのか。
BIRDER(バーダー)2017年12月号 カイツブリ・アビ・ウ/冬のタカ類見尽くしガイド
- 作者: BIRDER編集部
- 出版社/メーカー: 文一総合出版
- 発売日: 2017/11/16
- メディア: 雑誌
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春も本格的になってきたし、春タイトルの曲を聴こうと思って、シューマンの交響曲第1番を手に取ってみたが、いまいち盛り上がらず。
第4番を聴いてみたら、気分にすっぽりとはまった。
もう最近は、LP時代の名盤を検索して、Apple musicで聴くということをやっている。
LP時代の名盤ははずれなしで、安心して聴ける。
ブログでいろいろと情報を提供いただいているクラヲタの皆様に感謝です。
SCHUMANN - Symphony no. 4 (SAWALLISCH, conducted)
バッハ333回目の誕生日〜2つのヴァイオリンのための協奏曲
今日、2018年3月31日はバッハの333回目の誕生日なのだそうだ。
クラシック音楽でどの作曲家が好きかと聞かれたら、バッハと答える。
バッハの音楽って、、、
シンプルな旋律、でもはっとさせられる音楽。
まるで、情景が見えてきそうな旋律。
飽きない、スルメのように何回噛んでもイイ。
しかも曲数が多い、カンタータだけでも200曲。全部で1000曲以上。全曲制覇は難しくとにかく生きている間は、新鮮な気持ちでリスニングできそうだ。
尊敬する建築家ルイス・カーンがこよなくバッハを愛し、ピアノを弾いていた。
地球外の知的生命体が聴いても、これはいいと思ってくれるんじゃないか。
など、いろいろあるが、一番大きいのは自分にとって支えてくれた音楽であること。
自分にとっての応援歌なのです。
マッキーのどんなときもです。
たとえ、精神的に立ち直れないときがきても、バッハの平均律クラーヴィアなら聴けると思うのです。
3月の終わりは、マタイ受難曲を聴いていることが多いのだが、今日は私の好きなコンチェルト、2台のヴァイオリンのための協奏曲を聴いてみた。
昔、あれほど面白くないと思っていたクラシック音楽に興味が出て、ベトベンのシンフォニーをひととおり聴いた頃、仕事の終わりに難波のタワーに定期的チェックに行ったときに、ヒラリー・ハーンさんのバッハ・ヴァイオリン協奏曲集が発売されていた。
すぐに2つのヴァイオリンのための協奏曲(通称ダブコン)が気に入った。特に第2楽章に陶酔し、ディスクを擦り切れるまで、、、レーザー照射した。
ガット弦の古楽器の方々の演奏も切れ味鋭くていい。レイチェル・ポッジャーさん。
Bach - Double Violin Concerto (part two)
この動画もよく見ていた。擦り切れるほど。マンゼさんとポッジャーさんの演奏。プロムス。
これも、昔の話。鳥取を旅行していたときのこと。
その中にシアターがあった。
平日にひとりできていた私は、シアターにはいってもひとりだった。
植田正治の写真がスクリーンに大きく映し出され、
このバッハのダブコン第2楽章がかかった。
これが猛烈にはまった。
しばらく、恍惚の表情を浮かべ、聴いていた。
と、まあ、思い出深い曲なのです。
メンデルスゾーン〜交響曲第3番スコットランド
年末・年始と忙しい日々であったが、相変わらず、音楽を聴いていた。
その時、良く聴いていたのは、LP時代の名盤。
その音楽はどっしりゆったり。
何ものにも揺るがない。
構築的。
特に第4楽章の終盤で、雄大な旋律が展開され、感動的だ。
厳冬期に北国に出張した時、雪景色を眺めながら聴いていたらとてもはまった。
クレンペラーは、今までマーラーの復活、大地の歌ぐらいしか聞いていなかったが、構築的な音楽が今の私の心情にぴったりあうので、他にも聞いてみようかと思う。
ちなみに本人は女癖が非常に悪く、セクハラ常習犯だったそうだが。。。
Mendelssohn - Symphony n°3 "Scottish" - Philharmonia / Klemperer
38:28からの雄大な風景が見えてきそうな、旋律がたまらない。
スコットランドには、行ったことがないが、連想するものを列記。(記憶が劣化で、間違いもあるかもしれない。)
・ローマ帝国時代
ローマの軍団はブリテン島に侵攻した時に、イングランドには植民都市を建設したけれど、スコットランドは文明化できないと判断して、スコットランドとイングランドの国境に長城を作った。
生まれながらにしてスコットランド女王。一時はフランス王妃。美貌の女王にして、最後は処刑される。その悲劇性はオペラにもなった。
イングランドのエリザベス1世がライバル。
その昔、ジョジョの1部を読んだ私は、メアリーに対して処刑命令をだすエリザベス1世は許せんと思っていたけれど、年を経て、今はがまんの子、エリザベス1世派である。
・スコッチ・ウィスキー
スコットランドのもので一番好きなものといえばこれだろうか。
ワインは芳醇であるが、ウィスキーは冷徹な感じがして、そこがたまらなく好きだ。
銘柄には詳しくないが、好きな銘柄は何かと聞かれたら、ちょっと通っぽく聞こえるシングル・モルトを、ボウモアと答えることにしている。
・リン
唯一の英国王室御用達のオーディオメーカー。
金属加工の技術を持つ創業者が自分の納得出来るターンテーブルを作りたくて、創業した。だったと思う。その時作ったLP12は今もラインナップだ。
CD、アンプ、チューナーがひとつの躯体に収まったLINN CLASSIKは、以前導入しようか本気で悩んだことがある。
リンの製品は、ゴツくなく、デザイン・コンシャスで、カフェに置いてあっても、すごくはまりそうだなと思う。
グラスゴーにある工場はロイズ本社やパリのポンピドーセンターでおなじみのリチャード・ロジャースの設計。
・ツィード
爺さんになったら、ハリスツィードのジャケットが似合うようになっていたい。
野暮ったいところがいいなあと思う。
ゴムをクロスでサンドイッチにしたレインコート、人類の革新。でも、高い。
・チャールズ・レニー・マッキントッシュ
けんちく屋ならこちらのマッキントッシュか。グラスゴー美術学校の設計者。
彼のデザインしたラダーバック・チェアはほんと美しい。美しすぎて、椅子じゃないみたいだ。でも、座りごごちは悪そうである。
www.cassina-ixc.jp
太陽の塔
太陽の塔です。北摂民にはおなじみの太陽の塔であるが、今、内部公開が始まっていて、話題になっている。
Konica HEXAR
遠くからは何度も見ている太陽の塔だけど、近くで見たらすごい迫力だ。
迫力。
改めて、強烈な造形であることを認識した。
写真には撮らなかったけど、裏から見た造形もなかなか。
万博当時は、腕から丹下健三が設計した大屋根に移動できたそうで、想像すると楽しそうだ。
もうすぐすると、この辺りは桜が咲き乱れるので、行ってみたい。
- アーティスト: DREAMS COME TRUE
- 出版社/メーカー: Universal Music LLC
- 発売日: 2010/03/21
- メディア: MP3 ダウンロード
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コニカHEXARであれこれ撮る
以前、使っていたフィルムカメラ、コニカのヘキサーを久しぶりに手に取ってみた。
昔、ライカが買えないときに、ライカっぽいレンジファインダーが欲しいなと思って、20年位前に中古カメラ屋さんで買い求めた。当時、3万円くらいだったと思う。
ネットで今の価格を調べたら、中古良品で同じくらいの値段だった。
これだけの期間を経て値崩れしていないのは、すごいんじゃないか。
デジタル機器なら考えられないことです。
ライカを物色していた時、中古屋さんをあれこれ巡ったけれど、ヘキサは見なかった。
中古市場での玉数が少なくなっているのかもしれない。
多分、10年ぶりくらいに電池を入れて、スイッチを入れたら動いた。
露出も狂ってなさそうだ。
軽く、感動する。
フジのC200というフィルムを詰め、あれこれ撮ってみた。
グランフロントの水盤。
びわ湖ホールに行くと、いつも撮ってしまうお決まりのアングル。
湖畔は人々が寛いでいて、そうゆう風景を眺めているのが好きです。
あと、この位置から見ていると古代の壬申の乱のことを考えてしまう。
(対岸が大津京のはず)
水鳥を眺めているのもいいなと。
ある公園でボケ味を見たくて撮ってみた。
地下街で大道芸をやってたので、パチリ。
ハロウィンの頃だっただろうか。
スパワールドというところに行ったら、大阪らしい風景が広がっていた。
夜の光景は、コテコテのTHE大阪。
確か解放のF2.0で撮ったが、フィルムで夜これだけ撮れるのは頼もしい。
北摂の風景。
大観覧車。
あるタコ公園。赤の発色はすき。
久しぶりに使ったけど、ライカM4と比べたら、露出が機械でやってくれるので、楽だなあというのが一番。質感はやっぱり、金属性のM4がいいですね。
ワーグナー〜ワルキューレ@琵琶湖
びわ湖リングに行ってきました。先づはお約束の写真を撮る。
オオバンちゃんは今年もたくさんいた。
1年ぶりの生オペラ。生オーケストラであります。激務の日々、この日を楽しみに生きてきた。
休憩含めて、5時間の講演が終わって思ったのは、ワーグナーの音楽はやはり素晴らしいなということ。ヴォータンとブリュンヒルデの別れのシーンは、ストーリーと音楽の相乗効果で、ウルっときてしまった。娘をもつパパなら、このシーンはたまらんのではないだろうか。
この別れのシーンから、ファイアーウォールを貼り、終演に至るまで、心地良かった。
沼尻さんの香り立つ音楽素晴らしい。そうだな。ワーグナーの音楽って、香りがたつと思うんんだな。演出は素直だと思った。演出でぶーがあったが、何がダメなのわからんかった。
来年はジークフリート。また、琵琶湖畔に来たい。
ワルキューレが終わったら、夜も更けている訳で、京都駅近場で毎年楽しみにしているラーメンを食べる。
今年は 第一旭。ザ・定番。美味しい。身体にしみました。