ライカと格闘、モーツァルト〜レクイエム

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Leica M4+Summicron 5cm

 

先週、これから台風が来るぞって時にイケフェスに出かけた。

イケフェス大阪2017 | 生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2017

(日本最大のケンチクイベントらしいです。。。)

 

行く途中の歩道橋で、花が落ちていた。自分の心にひっかかって、雨の中カバンからおそるおそるライカM4を取り出し、撮ってみた。手に入れたばかりのカメラを大雨の中、出すのはビビる。

 

イケフェスでは、ライカを使ってみたけど、難しい。

船場ビルディングのなかで撮ってると、レンズを開放ぎみに撮ってると、ピント合わすのが難しい。ピンとリングのこの位置だと何メートルだと体で覚えてしまうと最強なのだが。いや、ズミクロン5センチは、距離表示がフィートだ。なんで、5「センチ」なのに「フィート」表示。メートルじゃなく、フィートなのが直感的でなくまどろっこしい。まるで英語を日本語に訳して、さらに関西弁に訳すような感じだ。

そもそも50mmというレンズ画角が不慣れだし。

建築とるのに50mmなんかいという気もするし。

最短撮影距離が1mというのも、表現の仕方を考えなければいけない。

いや、ズミクロン5cmいわゆる沈ズミは歴史を作ったレンズ。

 避けては通れない。

 

素振りが必要だ。

さっと構えて、ピントを合わせて、これは何メーターだなあというような。

違うフィートだった。

これができれば、露出は包容力のあるカラーネガフィルムが補ってくれるはず。

ライカは世界最強のスナップシューターになるはずである。

 

今日は、なぜかモーツァルトのレクイエムいわゆるモツレクが聴きたくなった。

別に身内に不幸はない。

なんとなくモツレク

別にブルーなわけでもない。

 

アーノンクール盤。

昼間聴いてたら寝てしまった。

あたらめて聴いている。

モーツァルト:レクイエム

この曲もライブで聴きたいものであるなあ。

 

 

 

 

バッハ〜ゴルドベルグ変奏曲 ペライヤさん

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Nikon new FM2+(たぶん)Ai AF Nikkor 50mm f1.4

 

相変わらず、平衡を保つために音楽を聞いている。

夜中にペライヤさんのゴルドベルグ変奏曲を聴いていたら、

しっぽりとはまってしまった。

バッハが不眠症の貴族のために書いた曲。

眠りを誘うための曲だけれど、

すごいピアニストの演奏を聞いてしまうと眠れなくなるという。

ペライヤさんは、病気で数年ピアノが弾けなくなった時期にバッハに傾倒したという。

確かにバッハの音楽は、追い込まれてにっちもサッチモ行かなくなった時でも、聴きたくなるような不思議な包容力がある。

バッハのゴルドベルグ変奏曲、平均律クラーヴィア、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータとソナタは、私がどんな状況であっても聴いているだろうなあという音楽です。

Bach: Goldberg Variations / Perahia

ペライアさんのゴルドベルグは 、しっぽりと入ってくるな。

しっぽりとしっぽりと心に入ってくる。


Murray Perahia - Goldberg Variations (5-10)

第5曲が好きで、弾けるような感じが好きなのです。

なので、貼ります。

 

ヴィヴァルディ〜ヴァイオリン協奏曲RV199

バッハの2台のヴァイオリンのための協奏曲はとても好きな曲で、

第2楽章は特に神と思っている。

五嶋みどりさんのバッハのアルバムを聞いている時、カップリングされているヴィヴァルディにはまってしまった。

ヴィヴァルディのバヨリン協奏曲は無数にありそうだが、すぽんとはまったのはRV199。「疑い」というタイトルが付いている。

曲を聞いても、何が「疑い」なのかよくわからないが、この時代ならではのなんの変化球もない直球勝負で、気持ちいいです。

Vivaldi: 12 Concertos, Op.3 -

みどりさんさん、おぼこいですな。

 

動画検索しても、ヴェネチアの風景がよく出てくる。

ヴィヴァルディが暮らしていた頃のヴェネチアはどんなんだったのかと想像するのも楽しかったり。(オスマントルコと死闘を繰り広げていた時だろうか。)

動画は印象に残る第1楽章を貼らしてください。


Vivaldi Violin Concerto In C Minor, Rv 199 Allegro

 

 

パラブーツ〜シャンボードその2

NHKの72時間という番組を良く見ているんだけど、この間東京・有楽町の交通会館での靴磨きの特集をやってて、見入ってしまった。

触発されて、お気に入りの茶靴、パラブーツ・シャンボードを手入れしてみた。

お手入れは、モゥブレイのホームページに出ているような一般的なやり方だ。

ワックスで磨きはしていない。

スムースレザー(一般的な表革)靴のお手入れ方法 | 靴磨き・革靴お手入れ用品 | 株式会社R&D<アール・アンド・デー>

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靴好きじゃない人が見たら、古ぼけた茶靴とか見たくねえと思うかもしれない。

でも、私は古ぼけた茶靴、結構好きだ。

色あせて、くたびれた感じが結構好きだ。

電車に乗ってても、味のあるOLD BROWN SHOEを見ると、まじまじと見てしまう。

 

ベランダに放り出して、例によって撮影。

SONY NEX7にNikon Ai Micro Nikkor 55mmf2.8をくっつけて、f値は5.6固定。

いつものことながら、マイクロニッコールは良く写る。

また、話がずれてしまった。。。

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それはともかく、シャンボードは色カフェ(こげ茶)。サイズは7.5。

アッパーは油をたっぷり含んだリスレザー。ソールは1920年代からずっとパラブーツアイデンティティ、パラテックス・ソール。いや、私なんかが書くより、靴やとかセレクトショップの記事を見た方が良く分かると思う。

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 最近、思うのだけれど、靴ってこのアングルからの見え方がかっちょええと思っている。

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 日が当たって、銀面が光るとにまあとしてしまう。変態である。

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盛大にモカ割れ。でも、気にしない。

気にせず、ガシガシ履く、俺のギア。

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マイクロニッコールの真価を発揮。チカヨリスギ。きずも汚れも許せてしまう。

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Sony NEX7 ,Carl Zeiss Sonnar 24mm f1.8

厳冬期に神戸の洋館に行った時、南向の出窓から日差しが入ってきた。

思わずパシャってしまった。

1枚。

靴が輝くと、なんか幸せである。

 

音楽は相変わらず平衡を保つために聞いている。

ヌヴーブラームス・コンチェルト。

ネトレプコR・シュトラウス「4つの最後の歌」、バレンボイム指揮シュターツカペレ・ベルリンネトレプコさんは、ここのところゴージャスだな。失礼。

レハール「メリーウィドウ」ハイライト版。気分のいい時は、この1幕フィナーレがとてもよろしい。ちなみにアドルフ・ヒトラーがとても好んだオペレッタであるらしい。

ウルフルズのベスト盤など。

 

 

 

パラブーツ〜バース

ここ数年、夏はデッキシューズばかり履いていた。

お出かけに、近所のスーパーに買い出しに。

デッキシューズはその出自から、水に強そうで、夕立にあっても気兼ねなく履けるので、重宝している。

私が履いているのはパラブーツのバースというやつだ。

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GWのある日、ベランダにバースを放り出して撮ってみた。

Sony NEX7にMicro Nikkor 55mm f2.8 をくっつけて。マイクロニッコールの解像すばらしや。

 いきなり話が横道にそれてしまった・・・

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 革はろくすっぽ手入れをしていないのであるが、いい状態を保っている。

ときどきブラシをあてるぐらいだったなあ。

あまりにも手入れしていないので、デリケートクリームを塗ってみた。

フランス海軍の潜水艦部隊も使ってるとか、うんちく話で良く聴く。確かに夕立の日に履いていてもグリップが良くて滑りにくい。でも、接地するとき、きゅきゅきゅとソールから音がするかな。もし私が、潜水艦部隊に配置されて、この靴を履いていたら、ソール音が原因で轟沈されるかもしれない。

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 モカシン。

手に入れた時は、履きごごちは、ふ〜ん、こんなもんかあ。ぐらいにしか思っていなかったが、履きこむと、革が足の形状記憶したのか、とても心地よくなった。一枚の革を足にくるんで歩いているよう。まさにモカシンだ。

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写真では分かりにくいのだが、ソールも結構汚れてきて。。。

ソール交換もどうかなと思っている。

そうなると、このバースは、フランスに強制送還なのか。

あと、1シーズンは履くか。。。

andaantee.hatenablog.com

こちらは、過去記事。これからの季節に始動する。シャンボード。

こちらも使えば、使うほど気に入っております。

 

 

 

聴く欲

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しっかりと、真空管トランジスタのハイブリットアンプを温めて、音楽を聴く。

 

CDPは日本、AMPはイタリア、SPはオーストリア。枢軸国か。

久しぶりにフルサイズのコンポで聴くといい。(いつもはiPhoneにイヤホン)

特にしばらく稼働しこなれてくると、音がまろやかになり、古い録音を聴いていると、タイムスリップして、昔の歌劇場にでもいる気分になる。

 

冬はつとめて、秋はブラームス室内楽

最近ようやく、体に染み渡るようになってきたチェロソナタ。1番を聴く。

Cello Sonatas (Hybr)

Cello Sonatas (Hybr)

 

空気がひんやりしてくると、ブラームスの渋みが気分にあう。

SACDのチェロの音色が体を包み込むようだ。

お気に入りの一枚である。

The Bayreuth Heroine

The Bayreuth Heroine

 

一気に録音年がさかのぼりヴァルナイさんのボックスから、ジークフリード・神々の黄昏のハイライト。

このボックス、安価だけど、音質もいいし何回も聴いている。完全に元取っている。減価償却完了。

ジークフリードブリュンヒルデの目覚めの音楽はすばらしいなあ。

恋は無敵艦隊。という感じだな。

ワーグナーも秋が深まるとバッチリ、はまる。

ほんと好きな人は1年中聴いていると思うけど。バイロイド音楽祭も夏だし。

STRAUSS DER ROSENKAVALIER Watson・Fassbaender・Popp・Ridderbusch・Kusche Carlos Kleiber (3CD) [SACD Hybrid] R.シュトラウス:「バラの騎士」

STRAUSS DER ROSENKAVALIER Watson・Fassbaender・Popp・Ridderbusch・Kusche Carlos Kleiber (3CD) [SACD Hybrid] R.シュトラウス:「バラの騎士」

 

クライバー指揮のシュトラウス作曲バラの騎士。

結構、高かったんで、買おうかかおまいか躊躇した一枚。

でも、時間がなくてあまり聴いていない。

クライバリアン(?)の方にはマストな一枚だろうなあ。

序曲で、アドレナリン出まくる。

これがオペラだなああ。という、感じ。

三重唱の歌い出しのところがたまらん。

元帥夫人の体の底から絞り出す感じが、演歌だ。

時間がないので、結局、ツマミ食い。

Lehar: Die lustige Witwe / Das Land des lachelns

Lehar: Die lustige Witwe / Das Land des lachelns

  • アーティスト: Franz Lehar,Otto Ackermann,Philharmonia Orchestra,Elisabeth Schwarzkopf,Nicolai Gedda,Erich Kunz,Emmy Loose,Otakar Kraus,Andre Mattoni,Anton Niessner
  • 出版社/メーカー: Warner Classics
  • 発売日: 2010/03/08
  • メディア: CD
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ディスクユニオンで棚を眺めていた時に、昔metライブビューイングで見たことを思い出して、購入した一枚。

レハールのメリー・ウイドウ。ストーリーは大人が見て違和感ないし、音楽も名旋律連発なので、いつか実演で見たいものであるなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪クラシック〜1日目。スターバックスでバッハのソナタ

今年も大阪クラシックに行ってきた。

スターバックス無伴奏バイオリンソナタをやると知って、以前から行きたいなあと思っていた。

会場のスターバックスコーヒー肥後橋南店は、フェスティバルホールの近くにあることもあって、時々訪れていた。窓から見える街の風景が心地よく、落ち着ける空間だ。

会場をご提供いただいているスタバを宣伝すると、下のリンク貼ってるやつがすっきりして美味しかった。

www.starbucks.co.jp

ライブの前に大植さん前説。スターバックスの命名由来に関するうんちくを披露。大植さんといえば、やっぱりうんちくだな。相変わらず元気でなによりです。

今日の演目はバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番。演奏者の方は、1箇所危なっかしいところがあったけど、暖かい音色で弾ききったと思う。

第3曲のラルゴの旋律がとても好きだ。以前誰かのライブのアンコールで聴いてとても好きになった。自分にとって腑に落ちる旋律。バッハらしい旋律。人生は美しいな、そんな気分にさせてくれる。

第4曲Allegro assaiは演奏を至近で見ていると、弾いてて指つりそうな難曲だと思った。こんなものを弾けるとはヴァイオリニストはすざまじい。

スタバで私の好きなバッハの無伴奏を聴けた。ヴァイオリンの方、ボランティアの皆さん、会場を提供してくれた方に感謝であります。

 。。。

そういえば、ライブにここのところ行けていない。

久しぶりにバヨリンの生音を聴いて、やはり生音はよいものであるなあと思う。

オーケストラのライブかリサイタルに行きたいなあと思う。

 

ライブがはねてから、フェスティバルタワー2期のビルに初めて入ってみた。

夜にいくとこの辺りの雰囲気はいい。人気のないエスカレーターがこれだけ稼働しているのは、SFであるなあと。

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