出雲大社のモダニズム
旅行で出雲大社に行った。
近代建築が好きな人にとって、出雲大社といえば、頭の中に真っ先に出てくるのは、菊竹清訓が設計した庁の舎じゃなかろうか。私も庁の舎を見たいと思っていた。
出雲大社の境内を歩きながら、いつ菊竹の建築は出てくるのだろうと、気もそぞろになっていたが、庁の舎が見えてきた時、ああこんな中心に近いところに建っているのだと感慨深かった。
それは拝殿からほど近い場所にあった。古代から連綿と続いている大社の木造建築群の横に鉄筋コンクリート造の建築が在る。伝統とモダニズムが違和感なく共存しているのはかるく驚きだ。
今の時代なら、細部は金属で作ると思うが、これは細部まで徹底的にコンクリートで作られている。特にルーバーまでコンクリートで作られていて、コンクリートでここまでやるか、わたしだったらたわみが不安になるぞ。建物というよりは、コンクリートで精巧に形取られたオブジェの様だ。
日の丸との対比もばっちりである。
真正面からのアングルもよろしいなあ。
この時代の近代建築にはありがちな話だが、すでに庁舎として機能しなくなっているこの建物は取り壊しの話が出ている。古代から続く大社共存する稀有なモダニズム建築をすこしでも長く保存していただければ、嬉しい。
昔話だが、菊竹ってすごいなあと思ったのは、何年か前に、東光園という温泉宿に泊まったのがきっかけだった。その時は建築の本で読んだものを軽く見ておこうと思っていただけだったが、菊竹の造形の作り込みに衝撃を受けた。どこをとっても徹底的というか、建築家のアバンギャルドの心意気を感じ取ったし、狂気にさえ感じた。朝起きて、一風呂浴びた後、朝日を受ける東光園の全景を見た時、光に満たされた階段室に入った時は至福の時間だったのを覚えている。
(過去記事です)
まとめ:菊竹清訓はおそろしい。
シューマン〜ヴァイオリン・ソナタ第2番
このまえ京都に行った時、洋食屋さんでオムライスを食べた。
地元で昔から人気のある店らしく、たいへん暑い日だったにもかかわらず、店の前は行列。我々も並んだ。
サイズはSMLあったが、サイズMを頼む。写真はMです。Mでも大の男が腹一杯になる量だった。Lサイズになるとどのくらいの量が出てくるのだろうか。中のライスは甘めに味付けされていて、とっても美味しかった。久々にオムライスを堪能した。
さて、たべろぐはこのくらいにして、近頃、おきにのシューマンのヴァイオリンソナタ第2番。第3楽章が特にいいなあと思っております。こころの隙間を埋めらてるような音楽。これを聴けば、気分は外堀を埋められた大阪城(大河ドラマの真田丸にもはまっているもので、失礼)。
クレーメルさん・アルゲリッチ姐さんのドイツ・グラモフォン盤を聴いております。
動画も貼っておこう。。。。
Kyung Wha Chung plays Schumann violin sonanta No.2 (3rd Mov)
パレストリーナ〜教皇マルチェルスのミサ曲
京都のうさちゃん神社で撮った、うさぎ像。
なかなかプリティなやつでありますな。
近頃はアーリーぎみ(古楽より)で、ようやくポリフォニーに開眼。イタリアはローマの作曲家パレストリーナの美しい旋律にしてやられておりました。第222代ローマ教皇マルケルス2世のために作られた曲ということです。この教皇さんは在位は1555年なので、作曲もこの年ぐらいなはず。この年は日本では、川中島で武田軍と上杉軍が激突(2回目)したり、信長が尾張清洲城へ突撃したり、そして「村上海賊〜」の読者にとって忘れてはならない厳島の戦いがあった年であります。その時代のことを考えながら同じ時代の音楽を聴くのは、いろいろ想像も広がり楽しいのであります。(その時代のヨーロッパの歴史を調べてみようかとか)
Palestrina: Missa Papae Marcelli
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Kyrie - Missa Papae Marcelli - Palestrina
このところおろしそばが続いているので、気温が下がったら、味噌ラーメン(ブラームス)とか背脂系醤油豚骨ラーメン(マーラー、マーラー麺ではない)とか、がっつり味わいたい気分。も、すこしの辛抱。
全世界のマニア団結せよ
マツコの知らない世界でいつかクラヲタの生態が取り上げられることを楽しみにしている。コンサートゴーアーか音盤に埋もれている人か、どんな人が出てくるだろうか。
京都、ダリ展、ロームシアター京都
久々に京都の街を歩いた。その日はとても暑く、クソ暑く、目の前に見える建物もバターのように溶けそうだ。自分の体も溶けそうだ。目の前に見える時計も溶け出してぐにゃと曲がって見える。そうだ今日はダリ展を見に来たんだった。
梅田はビルばかり
高層ビルの上から梅田の街を眺める。高いところに登って街を見下ろすのはいい。見慣れた街でもなかなかに良い。このくそ暑い中でもたくさんの人が活動している。お疲れさまです。最近竣工したビルなんかは、小洒落た屋上庭園があるため、ビルの屋上でも人々が居る様子が見える。
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